Wi-Fi-5とbackspace.fmのミュージックビデオ制作コラボが完了、受賞作品が決まりました
この記事は、ポッドキャスト番組「backspace.fm」とそのSNSである「mstdn.guru(グルドン)」が、ガールズグループ「Wi-Fi-5」のミュージックビデオを制作したプロジェクトのその後を語るものです。
上記の記事で紹介したように、backspace.fmでは、新進ガールズグループWi-Fi-5のミュージックビデオを制作するプロジェクトに協力し、グルドンのSNS(連合型ソーシャルネットワークであるマストドンのインスタンスです)内で参加者を募集。30人のクリエイターを集めて、4月7日に実質30分の撮影会を行いました。60台のカメラで撮影された1TB近くのデータは全員に共有され、そこから制作が開始されました。
そこで生まれた30本のミュージックビデオの中から、backspace.fm運営とWi-Fi-5メンバーが、17本の作品を厳選しました。
では、25万円分の撮影機材費が提供される大賞2作品から。
dizさんは福岡からこの撮影のために参加。上下にピンクの画像を入れることで、画面の赤っぽさを逆に利用するという発想だけでなく、完成度も非常に高く、Wi-Fi-5メンバーの全員がベストに選んだ作品でした。
しらいしわたるさんは、このために入手したレンズでトミコクレアさんのアップを捉え、参加者から「トミコレンズ」と多用されるだけでなく、ていねいな色調整、細やかなカット割りでレベルの高さを見せつけました。
続いて、Wi-Fi-5のメンバーそれぞれが選んだ賞です。メンバーのサイン入りCDが贈られました。
backspace.fmの運営担当者2人による賞も選びました。それぞれ、backspace特製キーボードをお送りします。
さらに賞は続きます。
勇気ある初めての投稿者で、しかも完成度が高いピーターさんにはファーストペンギン賞を。
この人なしでは撮影現場は混乱していただろうし、みんなの編集技術がここまで向上することはなかったであろう、メンターとしての役割を果たしていただいたUZ LANDさんにはリーダーシップ賞を。締切直前にPC全壊バックアップなしという苦境に追い込まれながら8時間で完成させたストーリーは涙を誘いました。
デーブ田中さんは普段からライトニングトークで賞ゲットすることの多い、凄腕のプレゼンター。その技術や発想を生かした作品にはPR賞をお贈りしました。
このミュージックビデオ企画のユニークなところは、みんなが撮影した動画データを共有するところ。自分のカメラで撮影しただけの作品はありません。その中でも、このシーンを効果的に使ったな、というクリップを作成した人を特定し、賞を差し上げました。それが、グダー(nagawo)さんに贈呈したベストクリップ賞です。白鳥来夢さんを撮影した破壊力抜群のクリップです。
ミュージックビデオは「マイクロコスモス English Version」で制作されましたが、この曲の裏テーマは80年代。間奏にはテープの逆回しエフェクトも仕組まれていて、そのダンスもユニークです。そこを生かしてくれた作品を作ったのがいたぬまさん。
同じシーンを60台のカメラで撮影しているので、すごいマルチアングルになりますが、それをできるだけ拾ってしまった作品が、24studioさんによって作られました。なので、何度でもリピートしてしまう、リピート賞を。
もともとWi-Fi-5のファンの方も参加してくださいました。ふくいさんはこのためにカメラを手に入れ、慣れないながらも動画編集に取り組み、ファンならではの魅力を引き出してくれました。そこで、ファン参加賞を。
マイクロコスモスの作詞・作曲・編曲を担当されたのは、R&BシンガーのSWEEPさん。この素晴らしい曲があってこそのMVです。そんなSWEEPさんが選んだのは、まるこさんの作品。
このスマートフォン時代にぴったりのミュージックビデオを作ってくれたのは、現場の仕切りをはじめ、コミュニティーに普段から多大な貢献をしてくれている、たけドンさん。なんと縦動画で、縦の三分割など、非常にインパクトの強い作品となっています。
この企画はWi-Fi-5のトミコクレアさん、さぃもんさん、高野渚さん、白鳥来夢さんのパフォーマンスや番組への出演、さらに所属事務所であるギャンビットとレーベルのアルテメイトのみなさんによる寛大な権利処理と膨大なチェックや要望への対応、そして、ファンクラブWi-Fiインフラ提供をはじめとするさまざまなサポートをしていただいたNTTBPに支えていただきました。
前例のないプロジェクトを温かく見守ってくださったファンの方々、そしてもちろん、backspace.fmのリスナーのみなさまと、グルドン民たちのご支援あってこそ成立した、「Wi-Fi-5 x backspace.fm MV制作プロジェクト」。本当にありがとうございました。
実にめまぐるしい1カ月でしたが、これほど充実した創作プロジェクトはなかなかないことです。次はさらに楽しいことをやりたいと思っています。