仕方なく使うWindowsマシンの日本語入力を少し快適に
MacBookをジーニアスバーに持ち込むことになった。
ネコがストラップをMacBookのキーボード上に持ってきて、さらにディスプレイを閉じ、その上に長時間乗るという仕打ちをしたせいである。
するとこうなる。
しばらくはこの状態で外付けディスプレイをつなげて使っていたのだが、Sierraにアップデートを適用して再起動するとログインできない状態に。いかんともしがたく、ジーニアスバーに行くことにしたのだが、最速で月曜日。その間はテーブルの上に設置してあるOculus Rift用のゲーミングPC(デスクトップ)を使うことにした。
Oculus Rift CV1が動作するゲーミングPCにしては比較的小型なG-Tuneのやつだ。
このマシンがここしばらく動いていなかった。起動時にメモリ参照エラーが出たとかでブラックアウトし、うんともすんとも言わなくなってしまうのだ。ほぼ使わないWindowsマシンなので放置していたが、今回はそうもいかず、原因を探ってみた。
プリインストールしてあったマカフィーのウイルス対策ソフトの起動プログラムが悪さをしていたらしい。これをアンインストールしたらよくなった。Windows 10ではアプリのアンインストールするための方法が以前と変わっていて、その場所を見つけるのに一苦労した。
そんなわけで、Windowsを少しでも快適に使いたい。そのためにはまずやらなくてはならないことがある。それは、日本語入力だ。
ぼくがMacを離れられない理由のひとつに、英語と日本の切り替えの快適さがある。capslockで切り替えられるからいいじゃないという人もいるが、それでは明示的に英語を入力し、日本語を入力し、ということができない。アルファベットで製品名を入力することが多いぼくのような仕事では、それをいちいちいまの入力状態を確認して、違っていたら切り替えたりするのはめんどくさいのだ(それは、新しいiOS用キーボードも同様である)。
だから、ぼくはMacのJISキーボードを愛しているのだ。
MacのJISキーボードが作られた経緯は、元Appleの 木田泰夫さんがbackspace.fmのDanbo-sideで語ってくれているのでぜひご一聴を。
Windows用のキーボードはあれだけたくさんの日本語関連特殊キー(半角/全角/漢字、英数、無変換、変換、カタカナ/ひらがな/ローマ字)がありながらなぜそれができないのだろうか。モード切替はたくさんあるわりにとっちらかっていて、どれがどの役割を果たすのかわからない。Macのように英数、かなのキーがスペースバーの両隣にあって、それで明示的に切り替えられればいいのに。
いや、無変換キーと変換キーが、Mac JISの英数とかなと同じ位置にあるではないか。
Google IMEはキーバインドをことえり風に変えることもできるのだが、ここまではやってくれないので、手作業で行うことになる。編集コマンドから新しいエントリーを作り、3つのモード「直接入力」「変換前入力中」「変換中」(実際は2つでいいのかもしれない)で、Muhenkanを「半角英数に入力切替」、Henkanを「ひらがなに入力切替」に設定。
これで、キー入力に対するふるまいとしては、MacのJISキーボードに近くなった。
いまは快適に入力できている。なんだ、Windowsもちゃんと日本語打てるじゃないか。
Windowsでは汚いフォントの問題も、ドリキンがただいま絶賛開発中のフォント置き換えプラグインのおかげでいい感じの表示になっている。
我が家では最速マシンであるこのWindowsゲーミングデスクトップ。原稿執筆マシンとしてもちゃんと使えそうだ。
このエントリーも、英数とひらがなを切り替えながら入力している。実に快適だ。